日に日に寒さが増していきますね。
風邪も流行っているようですが、お元気にしていますでしょうか?
この冬は健康のために温活をしてみようという方も多いと思います。そんな方のために、参考にしていただきたいことを記事にしてみました。
頭寒足熱についてのお話です。
頭寒足熱の読み方
頭寒足熱はずかんそくねつと読みます。
頭は涼しく足は温かい状態を指します。
自覚のない冷え性になっていませんか?
上半身はほてっているけどお腹や足を触ると冷たいということはありませんか?これはご自身の感覚としてはほてっているので冷えていないように感じることが多いのですが、実は冷えのぼせといって、冷えを自覚できる人よりもさらに冷えが進んでしまっているということがあります。
このようになってしまうと、頭に血がのぼっている状態ですから、落ちつきがなくなったり、寝付きが悪くなったり、循環に滞りがおきがちになったりということがおこってきます。
特に自律神経が乱れがちという方は頭を涼しく下半身を温めて血を下半身に戻す頭寒足熱状態をめざすことをおすすめします。
頭寒足熱にすることで期待できる状態
寝付きが良く、よく眠れる
頭に血がのぼらなくなり、心が落ち着く
血液やリンパの循環がよくなる(内臓も喜びます!)
頭がすっきりして勉強や仕事がはかどる
頭寒足熱状態を作る方法
- いつもより少しぬるくしたお湯でいつもより少し長く半身浴をする(20分位以降からデトックスもできるといわれています。最低でも汗ばむ位まで、また下半身が程よいピンク色になっているかが目安)※湯上がりの際には追い炊きをして、全身つかると湯冷めしにくいです※ミネラル豊富な自然塩をお風呂に入れるのもおすすめです
- 足湯をする(バケツなどで差し湯をしながら)
- 余裕があればウッドハーモニーなどの下半身を温める温熱器を導入する
- 湯たんぽでお腹、ふともも、ふくらはぎ、足などお好みで温める(就寝時などにおすすめ。勉強、仕事などの際にも膝に置くとよいです。)※あまりに頭が火照りのぼせて寝付けないという方は、就寝前のお風呂あがりにドライヤーで冷風を使ってみたり、枕元に保冷剤を少し置いてみるのも気持ちがいいかもしれません。
- 立ち仕事の場合は仙骨(おしりのあたりの骨)などにカイロを貼って温める
- 上半身は必要以上に着込まず、下半身はきちんと着込む(締め付けすぎないタイツやスパッツ、靴下など。天然素材がおすすめ)
- お腹まわりの内臓を冷やさない(特に寒い季節は冷たいもの、辛すぎるもの、南国フルーツなどの冷やすものを控える)
- 足を使った軽い運動を日常にとりいれよう(ウォーキングをする・階段を見つけたら使うようにする)
- 考えすぎやPC、スマホの見過ぎに注意しよう(頭ばかりに血が集中してしまいます)
冷え性改善で目指す状態
頭寒足熱状態を作って冷え性改善を目指すとして温活をしていくといっても、その効果が出ているのか確認できるとうれしいですよね。
もちろん、温活をしていく上で、寝付きがよくなっていったり、心がおだやかになっていって、不安感や緊張する感じがとけていったりということが感じられていくと思うのですが、数値で確認!となれば朝の起き抜けの体温を調べてみましょう。
36.0以上、36.5付近でしたら理想的な状態ですので、この状態を目指しましょう。免疫がきちんと働く体温です。
頭寒足熱を目指していく上での注意点
記事の冒頭でも書きましたが、頭に血がのぼってのぼせているタイプの冷え性の方の場合、頭がカッカして体感としては暑く感じるため、自分は冷え性ではないと思っている方が少なくありません。
ですが、お腹を触ってみて冷たいという方は、深部での冷えが進んでいる状態です。
このような方が、頭寒足熱を意識して温活をはじめると、上半身の熱がおりてきて、急に冷えを自覚できるようになったりします。
あれ?温めているのにいつになく寒い…なんてことが起こるわけです。
こんなことが良くありますので、心のかたすみにとどめておいてください。
あとがき
今回は頭寒足熱に焦点をあててお話しました。頭寒足熱が大切なのは、何も寒い季節に限ったことではありません。暑い時期にもお腹を触ってみて冷えていないかチェックしてみましょう。そして、冷えているなと感じる時には冷たいものを控えるなどをしていきましょうね。
あなたの温活のヒントになれば幸いです。
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